8/7(日)14:00〜 『東京クルド』 無料上映会(会場:東京都新宿区)先着100名

満員御礼!

おかげさまで、2022年8月4日(木)午前中をもって、定員を超える方々にお申込みいただきましたため、一般の参加受付を終了させていただきます。

なお、報道関係者の皆さまは、引き続きご参加いただくことが可能です。ご所属の報道機関を明記のうえ、下記フォームからお申込みください。

また、キャンセル待ちとして、一般の皆さまからも引き続きお申込みをお受けいたします。新型コロナウイルスの影響などにより欠席者が増えた場合にはご連絡を差し上げ、ご参加いただける可能性もございます。ご希望の方は引き続き、下記フォームからお申込みください。(参加が確約されるものではない旨、十分ご承知おきください。)

映画『東京クルド』(予告編)

「難民」。

最近、この言葉を見聞きする機会が増えているのではないでしょうか。

以前から日本には多くの難民申請をしている方々がいます。2021年には、1万件を超える難民申請が出入国在留管理庁(入管庁)により処理されました。ただし、認定されたのはその内わずか0.7%(74人)(注)。先進国の中でも極めて少ない数でした。

申請が認められない者は、不法滞在者として見なされ、出入国在留管理庁(入管庁)の施設で収容されますが、そこでの待遇が問題視されているなど、日本の制度や差別の狭間で取り残されている人がたくさんいます。

さらに、中には幼い子供や日本で生まれ育った青年も多く存在します。親が収用されて親子離ればなれ、言語の壁が分厚く学校の勉強についていけない、働く権利がない。そんな幼い子供や若者達も不安や恐怖と隣り合わせで生きています。

日本の難民申請者のなかで多いのがトルコ国籍。トルコ国内では、「国家を持たない世界最大の民族」と呼ばれるクルド人が迫害を受け、他国へ逃げる人が多く、日本にも約2,000人が住むと言われています。しかし、これまで日本政府はクルド人を1人も難民として認定したことがありません。

そんな在日クルド人たちはどのように生きているのでしょうか。

ある二人のクルド人青年を追った「東京クルド」という映画があります。この映画を通して、今この日本で起こっている事実にぜひ目を向けていただきたいと思います。

 

注)2021年の難民認定数74人、不認定数10,928人(難民認定申請と審査請求の合計)。〈出典:出入国在留管理庁令和3年における難民認定者数等について

映画『東京クルド』上映会 + クルド人大学生トークショーについて

〈料金〉無料

〈日時〉2022年 8月 7日(日) 14:00-17:00  (開場13:30)

〈場所〉東京都新宿区西早稲田2-3-1 早稲田奉仕園スコットホール(東京メトロ東西線「早稲田」駅より徒歩5分)

〈当日スケジュール〉

13:30 開場

14:00 主催団体ごあいさつ

14:05 映画『東京クルド』上演

15:50 上演終了・休憩

16:00 トークショー(クルド人の大学生)

16:30 質疑応答・告知

17:00 終了

東京クルドあらすじ

2021年5月、入管の収容者に対する非人道的な行為や環境を問題視する世論の高まりを背景に、入管法改正案は事実上、廃案となった。しかし「難民条約」を批准しながら難民認定率が1%にも満たないという日本の現状に変わりはない。

故郷での迫害を逃れ、小学生のころに日本へやってきたオザン(18歳)とラマザン(19歳)は、難民申請を続けるトルコ国籍のクルド人。入管の収容を一旦解除される「仮放免許可書」を持つものの、身分は“不法滞在者”だ。いつ収容されるか分からない不安を常に感じながら夢を抱き、将来を思い描く。

しかし、住民票もなく、自由に移動することも、働くこともできない。また社会の無理解によって教育の機会からも遠ざけられている。

東京入管で事件が起きた。長期収容されていたラマザンの叔父メメット(38歳)が極度の体調不良を訴えたが、入管は家族らが呼んだ救急車を2度にわたり拒否。彼が病院に搬送されたのは30時間後のことだった。

在留資格を求める声に、ある入管職員が嘲笑混じりに吐き捨てた。「帰ればいいんだよ。他の国行ってよ」。

5年以上の取材を経て描かれる二人の若者の青春と「日常」。そこから浮かび上がるのは、救いを求め懸命に生きようとする人びとに対するこの国の差別的な仕打ちだ。

かれらの希望を奪っているのは誰か? 救えるのは誰か? 問われているのは、スクリーンを見つめる私たちだ。

(C)© 2021 DOCUMENTARY JAPAN INC

メタノイアについて

NPO法人メタノイアは、「世界につながる子どもと社会をつなぐ」をミッションに掲げ、外国ルーツの子どもの教育を専門に行うNPO/NGOとして、これまで東京都足立区での日本語教室の運営、埼玉県川口市でのクルド人向けの日本語教室の運営等を行ってきました。

私たちがこの社会で共に生きている難民・移民の子どもたちが、それぞれの多様な可能性を最大限発揮できる環境を、1日でも早く整えたいと願って活動を広げています。そして、活動をさらに広げていくために、クラウドファンディングを実施いたします。

本映画の鑑賞を通して、仮放免状態におかれたクルド人の子ども・若者の現状をより多くの人に知り考える機会を持ってもらいたいと考えております。

そして、彼女ら・彼らの学びを支える日本語教室事業に対するクラウドファンディングへの参加を呼びかけることをも目的として、本上映会を企画いたしました。

どうぞ、ふるってお申込みください。

〈クラウドファンディング2022〉8/2(火)10:00スタート!

NPO法人メタノイアは、埼玉県川口市のクルドの子どもたちの日本語教室「川口芝クルド日本語教室」の運営費用などを募るため、クラウドファンディングに挑戦します。

どうぞ、下記ページをご覧ください。

ご寄付による参画と、そしてSNSを通じたシェアをよろしくお願いいたします!

日本語という「ことばの壁」にさえぎられ、孤立のリスクに直面している子どもたちがいます。

今年の4月、私たちNPO法人メタノイアのメンバーは、埼玉県川口市に暮らす「クルド人」難民の子どもたちと出会いました。日本語の力が足りないことで高校進学をあきらめる子どもが跡を絶たないと聞き、地元ボランティアと協力して翌月から小さな日本語教室を開くことにしました。

 一方、時期を同じくして、ロシアの軍事侵攻が激しさを増し、ウクライナから避難民として日本に逃れてきた方々とも出会うようになりました。故郷を破壊された20代や10代の若者、そして幼児を含む子どもたちに、日本社会で孤立させないための緊急支援として、私たちの強みである日本語教育を始めることにしました。 

言葉には、人と人をつなぐ力があります。 ・・・

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