子どものための日本語教育初任研修(文部科学省委託)募集開始

2024年度 文部科学省委託 「現職日本語教師研修プログラム普及事業」 児童生徒等に対する日本語教師【初任】研修

募集案内

 NPO法人メタノイアは、2024年度 文部科学省委託事業「現職日本語教師研修プログラム普及事業」(児童生徒等に対する日本語教師【初任】研修)を受託し、外国人児童生徒等に対する日本語教師初任研修「子どものための日本語教育研修(略称:子ども初任研修)」を実施いたします。

 2024年6月17日、本研修の募集要項の公開および応募受付を開始いたしました。

 ▶ 2024年度  受講者募集要項(PDF)

 本研修では、外国人児童生徒等の背景や言語・学習環境、各地の受入れ・指導体制を理解して、キャリア支援や社会参加という視点をもって子どもたちの生活・学習に関連付けて日本語を教えることができ、マイノリティである子どもたちのエスニシティやアイデンティティを考慮した教育・支援を行うことができる人材を育成することを目的としております。

 スクーリングでの双方向学習と動画講義(動画教材:公益社団法人 日本語教育学会 作成)により自学自習を組み合わせた、フルオンラインの研修となっておりますので、全国各地からご参加いただくことができます。

 また、今年度より新たな取り組みとして、研修修了者のためのフォローアップセミナーの実施を予定しております。これにより、これまで日本語教育学会により実施された本研修の受講経験者及び講師等に、自己研鑽・協力・エンパワメントの機会を提供するとともに、研修成果の持続可能な波及を促す仕組みを作ることを目指します。

■「子どもの日本語教育研修(子ども初任研修)」受講申込フォーム

URL:https://forms.gle/cWe9NDxYRURTmp3P7

募集期間:2024年6月17月(月)~7月14日(日)

* 募集案内の詳細は募集要項に記載しております。よくお読みいただいたうえでご応募くださいますようお願いいたします。

研修実施期間

2024年8月7日(水)  〜  2025年1月31日(金)

実施方法

(1)概要

① 遠隔(オンライン)による実施
遠隔(以下、オンライン)により研修を行います。「オンデマンドの学習」と「オンライン同時双方向の対面学習(Web 会議システムの Zoom を利用)」を組み合わせた複合型の学習形態です。なお、実習に関しては、新型コロナの感染状況にもよりますが、教育・支援現場の視察等を実施する可能性があります。各地域の状況に応じて、最終的な実施形態を決定します。

② 6 つのクールに分けて実施
8 月から1月末までの約6か月の研修期間を、6 クールに区分して実施します。各クールは、「オンデマンドの動画視聴による学び」「受講者各自の課題の遂行」「スクーリング(オンライン同時双方向対面学習)」で構成されます。スクーリングでは、各自が取り組んだ課題についてディスカッションしたり、講師の経験にもとづく情報の提供や解説を通じて理解を深めます。この他、「実習」を実施します。

(2)スケジュール
項目 日付 時間
オリエンテーション 08月07日(水) 19:00~20:00
スクーリング1 08月25日(日) 9:30~12:30
スクーリング2 09月22日(日) 9:30~12:30
スクーリング3 10月20日(日) 9:30~12:30
スクーリング4 11月10日(日) 9:30~12:30
実習1~3 12月08日(日) 9:30~12:30
スクーリング5 12月22日(日) 9:30~12:30
実習4~6 01月12日(日) 9:30~12:30
スクーリング6 01月26日(日) 9:30~12:30
※実習に関しては原則上記日程で実施しますが、実施形態・内容により変更の可能性があります。
(3) 研修活動の構成
 60単位(講義・演習54 単位+実習6単位、1単位時間=45分)
 
  1. オリエンテーション
  2. 講義・演習(54単位)
  3. 実習(6単位)

研修内容(シラバス:講義内容(動画教材))

児童生徒を対象とする日本語教育の基礎的内容に関する講義を受講します。

受講方法は、オンデマンドによる動画教材の視聴です。講義内容に関する課題の提出が求められます。

スクーリングでは、受講者が提出した課題をもとに、各クラスにおける子どもの日本語教育・支援の状況等に関する発展的な議論を行います。

<研修スクーリング担当講師>  *敬称略
  • 講師:齋藤ひろみ(東京学芸大学教授)
  • 講師:中川祐治(大正大学教授)
  • 講師:村澤慶昭(武蔵野大学教授)
  • 講師:髙栁なな枝(地球っ子クラブ2000代表)
  • 講師:牧原紀子(宇都宮大学非常勤講師)
  • 講師:佐屋麻利子(神奈川県立相模向陽館高等学校教諭)
  • 講師:米本和弘(東京学芸大学准教授)
  • 講師:築樋博子(元・豊橋市教育委員会外国人児童生徒教育相談員)
  • 講師:浦久仁子(堺市立三原台中学校教諭)
  • 実習担当:市瀬智紀(宮城教育大学教授)
  • 実習担当:河野あかね(つくばインターナショナルスクール日本語教育ディレクター)
  • コーディネーター:山田拓路(NPO法人メタノイア代表理事)

なお、動画教材は2020年度~2023年度に公益社団法人日本語教育学会が文化庁委託「日本語教育人材の研修プログラム普及事業」として作成したリソース「Himawari」を利用させていただいております。

■Himawari(講義一覧):https://himawari-jle.com/lectures/

受講者の募集について

募集人数

定員:70名

応募資格と条件

(1)応募資格

  • いわゆる「日本語教育の有資格者」で、児童生徒に対する日本語教育の経験が0~3年(初任)の者。
  • 現在、または将来的に児童生徒の日本語教育に貢献する意欲がある者。

(2)応募条件 

  1. オンラインの同時双方向対面研修、実習に出席できること。
  2. オンライン上の研修を実施できる環境とスキルを有すること。
  3. 実施した課題の共有や、スクーリングでの意見交換に積極的に参加すること。
  4. 母語、国籍は問いませんが、日本語でのグループでの作業や話し合い等に支障がない程度の日本語の力を有すること
  5. 多様な地域からご参加いただくため、応募者の居住地等を選考の要素として考慮します。
  6. 知的財産権、人格権(個人情報の守秘や肖像権の配慮等)について理解し、行動すること。
  7. 参加にあたり、研修実施の妨げとなるような行為や言動を慎むようお願いします。

 

受講料

10,000円

修了要件・修了証

次の要件を満たした研修受講者に修了証を授与します。

  • 研修に2/3以上参加していること。
  • 提出課題、及びスクーリングの活動において、目標を概ね達成できていること。
  • 実習(6単位)に参加して課題を提出していること。
応募方法

下記のURL(または赤いボタン)より受講申込フォームに必要事項を記入して、送信してください。 

募集期間:2024年6月17月(月)~7月14日(日)

* 募集案内の詳細は募集要項に記載しております。よくお読みいただいたうえでご応募くださいますようお願いいたします。

■「子どもの日本語教育研修(子ども初任研修)」受講申込フォーム

URL:https://forms.gle/cWe9NDxYRURTmp3P7

問い合わせ先

NPO法人メタノイア 子どものための日本語教育研修事務局

E-mail: shonin@metanoia.or.jp(担当:矢口)

※お問い合わせはメールでお送りくださいますようお願いいたします。お問い合わせの回答に少々お時間がかかる場合がございます。ご理解賜りますようお願い申し上げます。

「子どものための日本語教育初任研修(文部科学省委託)募集開始」への1件のフィードバック

  1. ピンバック: ■文部科学省委託 現職日本語教師研修プログラム普及事業 児童生徒等に対する日本語教師【初任】研修(2024年度)「子どものための日本語教育研修(子ども初任研修)」(2024年8月7日(水

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