2024.07.16
お知らせ
NPO法人メタノイアは、2024年7月16日付で「認定NPO法人」として所轄庁である東京都から認定を受けました。
2021年に法人を設立してから3年あまり。
寄付者の皆様をはじめ、多くの方々にご協力・ご参画いただき、公益に資する活動を行う団体であると認められるに至りました。
改めて、これまでのご支援に深く感謝申し上げます。
広く市民から支援を受けていること、運営組織及び経理が適切であること等の一定の基準をみたしたことについて、所轄庁(東京都)より認められたNPO法人のことです。認定を取得することで、税制上の優遇措置(*)を受けることができます。
*個人が寄付をした場合(税制優遇措置)
確定申告を行うことにより、国税と地方税をあわせて、寄付金額の最大約50%が税額から控除されます。
年間 12,000円のご寄付のうち、最大 5,000円 が還付されます(確定申告により)。
〈実質負担の計算〉
寄付 12,000円 - 還付 5,000円= 実質負担 7,000円
月1,000円のマンスリーサポーターになっていただくと、実質年間7,000円=月々約 583円(1日あたり約19円)でご支援を継続していただくことができる計算になります。
これを機に、ぜひ、毎月寄付者「マンスリーサポーター」として共に子どもたちの学びをご支援いただきますよう、お願いいたします。
*住民税については、お住まいの自治体が条例で寄付金控除の対象に指定している場合に還付を受けられます。詳しくは、お住まいの自治体にお問合せください。
メタノイアは「世界につながる子どもと社会をつなぐ」をミッションに掲げ、外国にルーツをもつ子どもの教育を専門に行うNPO/NGOです。
紛争や政治、経済的な理由などでアジアを始め各国から日本に来る外国人の子どもは増えています。多くは日本語が全くできません。
小学校や中学校で提供される日本語教育は、地域によって異なりますが、週2~4時間、3か月~6か月間などごく限られた時間です。
メタノイアは各地の教室で専門の講師がボランティアの協力も得ながら、それぞれのレベルに応じた日本語教育を提供しています。言葉ができないため、学校で孤立してしまう子どもも少なくありません。
そんな子どもたちの仲間づくりの場としての役割もあります。「ここに来れば勉強だけじゃなく、友だちができる」。そう話す子どもたちに、日本語教室という場を届けています。
フィリピンから来た幼稚園年中児のTさんは、日本語が全くわからず、3か月すると大泣きして幼稚園に行くのを嫌がるようになり、不登園に。代わりにメタノイアの教室に来るようになっても当初は父親から離れません。
しかし、2か月ほどすると同じように日本語ができない幼児や小学校低学年とはしゃいで遊べるようになりました。笑顔を取り戻したのです。日本語教師らのサポートで、「僕も行く!」など日本語の2語文も口から出るようになりました。
そんなメタノイアにつながる子どものエピソードを、カメルーン出身の漫画家・星野ルネさんが作品にしてくださいました。
メタノイアは、この「浮き輪=日本語教室」を日本中に広げる活動をしています。
現在、下記10ヶ所の教室に、計230人以上の外国にルーツをもつ子どもと家族が学びに来ています。
▷子ども日本語教室(外国ルーツの幼児〜高校生対象)
▷プレスクール(外国ルーツ幼児の就学準備クラス)
▷難民日本語教室(難民の子ども〜成人対象)
日本語教師の有資格者やバイリンガルのスタッフを中心に、外国ルーツの子どもたちのことを専門的に支援できる体制を整えています。
さらに、2024年度は文部科学省から委託を受け、「子どもの日本語教師 初任研修」を実施しています。支援者の養成にも力を入れることで、自分たちだけでは手が届かないより広域の子どもたちに学びの機会を行き渡らせることができるよう努めています。
クルド(トルコ)難民や、ウクライナからの避難者などの子どもたち、そしてその家族に、無償でプロの日本語教師による日本語教育を受ける機会を提供します。
生活保護や就学援助を受給する生活困窮世帯の子どもたちに、無償で日本語学習機会を届けるほか、日本語の教科書も無料で提供し、世帯所得による教育格差の是正を目指します。
支援未実施の地域を開拓し、新しい教室を立ち上げるための費用に用います。内装工事や備品購入は公的助成の対象外となる場合が多いため、皆さまからのご寄付を活用させていただきます。
少額であっても毎月のご寄付が、長く安定した教育支援の提供には不可欠です。
1回のみのご寄付よりも正確な収入の見込みが立てやすく、不確定要素を減らして安定した教室運営ができるためです。
よろしければ、どうかマンスリーサポーター寄付によるご支援を、お願いいたします。